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雪の長野

明け方、窓をたたくような音で目が覚めた。窓の外を覗いてみると横殴りの雪がチラチラ舞っていた。 やはり雪になったなあ。

昨夜遅く、顧問先での帰り道、この寒さでは夜半から雪になりそうだ。 と  ぽつんとご主人が漏らした。東京で暮らす私たちには理解できない空気感があるのだと感じたが、本当に冷え冷えする寒さではあった。

雪のスタートであった昨年と違い、雪も無くほっとする一方で少し降る雪に出会いたいと思っていた矢先の事で、佐久の2月は やはり雪が良く似合う。

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鳳凰のカード

平塚八満宮のお参りの後、立川での音楽会に行く事になった。

東儀秀樹のコンサートで知り合いが沖縄の姫の姿で踊るという。それを楽しみ参加したのであるが、篳篥や笛や、平安京のの頃の、東踊りのような遊びが披露されて楽しかった。  圧巻だったのは 宇宙にポッ~と浮かんでいる地球、星屑のような惑星の光の演出の中での音色はすばらしかった。

コンサートも終わりの頃、東儀秀樹のてから数枚のカードが蒔かれた。ほんの数十枚//

私の手元にも届いた。それは平安京の町に桜がまい散る、そして鳳凰がたたずむ姿の絵でした。

心が満たされて、お参りの成果を思わずにはいられない感動であった。

ちなみに神社は金運のお参り所であり、鳳凰もお金を表すと聞いたがまさしくその通りである。

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春の宵

20年前になる、西新宿の hyatt regengy tokyoのロビーが賑やかだったのは。 訳あって、事務所の書類を一式持ち込んで宿泊したのもその頃であった。

2階のロビーは、きらびやかでゴージャスだった。人生の何かも分からぬままに バブルで大もうけして、たった4千万弱の建売が 6千5百万になり、支払いの済んだ後の現金を手にしてその夜は興奮していた。 下のロビーはピアノやクラリネットやゴージャスな人々で 浮かれていた記憶が残る。   珍しく友人からの誘いを受けて、招待されて、そのホテルに出向いた。

名残も跡形も無い、しらっーとした閑散な雰囲気が 随分長い事 時が流れていた事を思った。

通された(みやこ)はとても雰囲気が良く賑やかであった。ふと目をやると彼岸桜に似た小さな花びらの啓翁桜が 満開に咲いている。 気分良かった。花板さんの作る 肴もお寿司も美味しかった。お店もゆったりしていて心地良い。

ご馳走を振舞ってくださった彼が、何気に言う。

健康を保つには謙虚の心が必要だ。 安全に暮らすには調和の取れた心だ。  そして幸福になるには感謝の心が必要である。 でも自由は超越した所から生まれる。その後に博愛が来る、永遠のね。  と。

 九頭竜の酒を飲みながら、さしずめ私もあの頃とは違う 何かを超越した自由の境地なのかもしれないな。  私たちは霊的な話や、占いの話や、世界の経済の話や色々ゆったりと、余り言葉も多くなく 肴を味わい、時を楽しんだ。

私も、彼も共通の友人も揃ってロビーのゴージャスさを知っていて、きっと往時を偲んで居たようだ。彼は僕はね、今人を好きになりたいのだよ。酔いに任せてボソッと言った。自由の境地の私から見て何とも可愛いな、と 一足早い春の宵であった。   

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